- 2023年09月20日
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さくらんぼの王様「佐藤錦」の真実とは_タウンライフマルシェ
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こんにちは。
タウンライフマルシェ担当のりんごです。初夏に食べたい! “赤い宝石 ” と呼ばれる甘酸っぱい佐藤錦
“世界一美味い”とプロからの評価も高く、
今となってはサクランボの代表格と言われる佐藤錦。
生産量約8割を占める山形県にそのルーツを探り美味しい佐藤錦の見極めなども解説。幼い頃の私は一年の殆どを祖父母が住む山形県鶴岡市で育ち、
当時は気がつかなかったんですが、確かに果物は一年中テーブルに乗っていましたし、
行商っていうんですかね?
おじいちゃんが軽トラでゆっくり売り歩くやつ・・・
(そのおじいちゃんが子どもたちに美味しいブドウをくれたりします。 ハーメルンの笛吹き状態)
行商さんはサクランボや尾花沢スイカ、梨、洋梨、桃、ブドウなど、時期ごとの果物を売りに来ていました。
そのくらい果物が豊富な土地ですが、果物の他にも赤ネギや温海カブ・だだちゃ豆など
特殊な農産物、牡蠣やアワビ・イカやカレイなどの海産物、最上川のヤマメやニジマスなど美味しい淡水魚もあれば、
近隣の山で取れる山菜、米どころなので米も美味かったり、米沢牛も有名です。
米沢牛は食べたことがないんですが・・・
それと、住宅地の中や田園地帯にも蕎麦屋とラーメン屋がやたら多いのも特徴だったり、
ラーメンは醤油ベースに様々な魚貝で特徴を出している店が多く、
山形で 美味しいラーメン屋は、写真のようなタイプのお見せが多い感じ・・・とにかく美味しい食べ物が多い環境でしたが、特に果物は本当によく食べていました。
サクランボはもちろん東京にも送ってもらっていました。
成人するくらいまで、それが「佐藤錦」だとは・・・豊洲市場の仲卸が言うには「佐藤錦は数ある桜桃の中で、控えめに言っても世界のトップレベルだろう」と仰るので、
今回は佐藤錦について調べてみました。佐藤錦の名前の由来
品種名の由来は、山形県東根市の佐藤さんが作った “砂糖のように甘い”サクランボだから「サトウニシキ」なんですが、
佐藤栄助さんと岡田東作さんの師弟コンビが約100年前の大正11年に開発に成功。
開発までに15年もの年月を要しましたが、
その完成度は高く「佐藤錦を上回る原種はこの100年生まれていない」と言われています。山形県で佐藤錦が育つ環境について
サクランボは霜害、梅雨、台風という3つの被害を受けやすい品種ですが、佐藤錦の生産が盛んな山形県東根市、
寒河江市は奥羽山脈と朝日山地の間に位置する盆地のため台風ルートになりにくく、
梅雨の降水量は県内最下位、夏は猛暑、冬は極寒という盆地特有の厳しい気象条件でしたが、
実はサクランボの着果には抜群の環境。
厳しい夏と冬を乗り越え、
水分の枯渇にも耐える佐藤錦は栄養価も高く、
カリウム、リンなどのミネラルやビタミン類、カロテンを含み、疲労回復や美肌づくりに役立ちます。
また、アスピリンの10倍の効力をもつ天然の抗炎症化合物シアジニンが含まれているため、痛風、
リウマチ、神経痛等の痛みを抑えるとの記述もあります。美味しい佐藤錦の見極め方
旬の美味しい佐藤錦の見極め方は、「大粒」「濃い赤色」「身にハリがある」
「茎は太く、新鮮な緑色」この4点に気をつけて選ぶと間違いがないそうです。
サクランボの収穫時期は6月から7月上旬ですが、是非6月後半からの露地栽培のものを食べていただきたい。
ハウスものより個体に統一感がなく、荒っぽい印象ですが、抜群に美味しい。
フルーツ全般かもしれませんが、シーズン後半のほうが味が濃くて美味しい傾向にあります。前述の品種名の由来に関して・・・
開発者・佐藤栄助さんの 四代目の子孫にあたる有限会社 佐藤錦の佐藤茂美さんが自身のサイトで、
「“砂糖のように甘い!”という由来はおそらく後付け」
実は「出羽錦」と名付けようとした佐藤さんに対し、佐藤さんを師事し、兄のように慕う岡田さんが
「出羽錦でねく、佐藤錦がいいと思うんだども」と提案したという素敵なエピソードがあるそうです。名店が買い付ける絶品果実 / 市場直送 旬のフルーツ定期便
安心安全お得な定期便が盛りだくさん